WAN(インターネット接続)
インターネットへの接続方式を設定します。プロバイダーから案内された方式を選び、必要な値を入力します。
接続方式を設定する
- 「NETWORK › WAN」画面を開きます。wan ゾーンのインターフェースごとに「<名前> の接続方式」の枠が出ます。
- 「IPv4」で接続方式を選びます。
- 方式ごとの欄(下の表)を入力します。
- 「IPv6」で IPv6 の受け取り方を選びます。MAP-E と DS-Lite では「IPoE」にします。
- 「保存」を押します。
保存すると「未適用の変更」に入ります。画面上部の「変更を確認」から適用し、5 分以内に「確定」します(設定の適用と確定)。
接続方式(IPv4・IPv6)を変えると、保存の前に確認が出ます。適用したときに WAN が一時的に切断されます。
右側の「現在の状態」には、リンク、IPv4 アドレス、IPv4/IPv6 の既定経路、IPv6 アドレスが出ます。適用後はここで接続できたかを確かめます。
wan ゾーンのインターフェースが無いと、この画面には何も出ません。「NETWORK › インターフェース」画面で NIC を wan ゾーンに割り当ててください(LAN・DHCP・DNS)。
IPv4 の接続方式
| 方式 | 使う場面 |
|---|---|
| DHCP(上位ルーターから取得) | ホームゲートウェイやケーブルモデムの配下など、アドレスを自動でもらう場合 |
| 固定 IP | プロバイダーからアドレスを指定された場合 |
| PPPoE | ユーザー名とパスワードで接続する回線 |
| DS-Lite(transix など) | IPv6 の上で IPv4 を使う方式(DS-Lite) |
| MAP-E(v6プラス・OCN バーチャルコネクトなど) | IPv6 の上で IPv4 を使う方式(MAP-E) |
| 使用しない | IPv4 を使わない |
固定 IP
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| アドレス | アドレスとプレフィックス長。例:203.0.113.2/24 |
| ゲートウェイ | 上位のルーターのアドレス。アドレスと同じネットワーク内で、自分以外のアドレスにします。例:203.0.113.1 |
| DNS サーバー | 上位 DNS サーバーとして使うアドレス。複数ある場合はカンマで区切ります |
PPPoE
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ユーザー名 | プロバイダーから案内された認証 ID。例:user@example.ne.jp |
| パスワード | プロバイダーのパスワード。設定済みの場合は、変更するときだけ入力します |
| MTU | 空欄なら 1454 です。1280〜1492 の範囲で指定します |
パスワードは設定ファイルには書かれず、ルーター内の別の保管場所に保存されます。「保存」を押した時点で保管場所に入ります。すでに接続中の場合は「今すぐ再接続」が出ます。押すと新しいパスワードでつなぎ直します。
DS-Lite
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| AFTR | IPv4 の通信を中継するプロバイダー側の装置。名前か IPv6 アドレスを入力します。例:gw.transix.jp。名前は適用のときに引きます |
DS-Lite には IPv6 が必要です。「IPv6」を「IPoE」か「固定」にしてください。
MAP-E
MAP-E の値(ルール)は、プロバイダーの情報を手で入力します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| BR アドレス | IPv4 の通信を中継するプロバイダー側の装置(ボーダーリレー)の IPv6 アドレス |
| ルール IPv6 プレフィックス | ルールの対象となる IPv6 プレフィックス。受け取ったプレフィックスがこの範囲に入るルールを入力します |
| ルール IPv4 プレフィックス | このルールで割り当てられる IPv4 アドレスの範囲 |
| EA ビット長 | IPv6 プレフィックスのうち、IPv4 アドレスとポートの決定に使うビット数 |
| PSID オフセット | 既定は 6 です |
| 形式 | CE アドレス(このルーターの IPv6 アドレス)の組み立て方。draft03(既定)か RFC 7597。国内のサービスの多くは draft03 です |
MAP-E では「IPv6」を必ず「IPoE」にします。ルーターは WAN で受け取ったプレフィックスとルールから、IPv4 アドレス・PSID・使えるポートを計算します。
適用後、「現在の状態」の「MAP-E」に、IPv4 アドレス、PSID、使用中のポート数、「使用可能なポート」が出ます。受け取ったプレフィックスがルールに合わないときは、ここにエラーが出ます。
MAP-E では、使えるポートが回線ごとに決まっています。次のポートは「使用可能なポート」の範囲内にしてください。範囲外だと適用できません。
- ポート転送の「外部ポート」(ファイアウォールとポート転送)
- WireGuard・OpenVPN の待ち受けポート(リモートアクセス VPN)
IPv6 の受け取り方
| 方式 | 説明 |
|---|---|
| 使用しない | IPv6 を使いません |
| IPoE(RA と DHCPv6-PD で取得) | RA でアドレスと経路を受け取り、DHCPv6-PD でプレフィックスの委任を受けます。受け取ったプレフィックスは LAN に配れます |
| 固定 | 「アドレス」(例:2001:db8::2/64)と「ゲートウェイ」を入力します |
「IPoE」では「要求するプレフィックス長」を /48・/56・/60・/64 から選びます。既定は /56 です。DHCPv6-PD でプロバイダーに要求する長さです。
受け取ったプレフィックスを LAN に配る設定は「NETWORK › LAN / IPv6」画面で行います(LAN・DHCP・DNS)。
MAP-E・DS-Lite での注意
- IPsec は UDP 500・4500 を固定で使います。MAP-E・DS-Lite では、IKEv2・L2TP/IPsec・IPsec の拠点間 VPN を、外から IPv4 で受けることはできません。IPv6 でなら受けられます。
- MAP-E で外から IPv4 で VPN に入るには、WireGuard か OpenVPN を使い、待ち受けポートを「使用可能なポート」の中にします。
- こちらから相手へ接続する IPsec の拠点間 VPN は、MAP-E・DS-Lite の内側からでも使えます。このとき NAT 越え(NAT-T)が自動で使われます(拠点間 VPN)。
権限
この画面は「インターフェース・WAN」の領域です。閲覧だけのロールでは、値を見られますが変更できません(管理ユーザーとロール)。