管理ユーザーとロール
管理画面と CLI にログインするユーザー(管理ユーザー)と、その権限(ロール)を管理します。VPN 接続だけに使うユーザーは別で、「VPN ユーザー」で管理します(リモートアクセス VPN)。
管理ユーザーとロールを管理できるのは、「管理者」ロールのユーザーだけです。メニューの「SYSTEM › 管理ユーザー」と「SYSTEM › ロール」も、管理者にだけ表示されます。
ここでの変更は「未適用の変更」に入らず、「保存」や「追加」を押した時点で有効になります。設定履歴にも残りません。
管理ユーザーを追加する
- 「SYSTEM › 管理ユーザー」画面を開きます。
- 一覧の下の欄に、「ユーザー名(半角英数字)」と「パスワード」を入力します。
- ロールを選びます。初めは「閲覧のみ」が選ばれています。
- ログインする場所を限る場合は、「ログイン元の制限」を入力します。例:192.168.1.0/24
- 「ユーザーを追加」を押します。
ユーザー名は英小文字・数字・「_」・「-」で、32 文字以内です。パスワードは、選んだロールの「パスワードの条件」を満たす必要があります。
2 要素認証は、各ユーザーが自分の「アカウント設定」で設定します(管理画面へのログイン)。
管理ユーザーを変更する
- 一覧の行を押すと、下に「ユーザー:名前」の欄が開きます。
- 「ロール」「ログイン元の制限」「パスワード」「状態」を変更します。パスワードは変更する場合だけ入力します。
- 「保存」を押します。
変更したユーザーがログイン中の場合、そのユーザーはログアウトされます。新しい権限で再ログインしてもらいます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 「ロール」 | 操作できる範囲、パスワードの条件、2 要素認証の要否を決めます。自分のロールは変更できません。 |
| 「2 要素認証」 | 「設定済み」なら、ログイン時に認証アプリのコードも求めます。 |
| 「ログイン元の制限」 | ログインを許可する IP アドレスかネットワークです。「,」で区切って複数入力できます。空欄の場合は制限しません。管理画面と SSH の両方に効きます。管理画面では、ログイン後も操作のたびに確かめます。 |
| 「パスワード」 | 新しいパスワードです。ほかのユーザーのパスワードを忘れたときは、ここで設定し直せます。 |
| 「状態」 | 「無効にする」にチェックを入れると、ユーザーを削除せずにログインを禁止できます。自分は無効にできません。 |
2 要素認証を解除する
認証アプリを入れた端末をなくした場合などは、管理者が解除できます。
- 一覧で対象のユーザーの行を押します。
- 「2 要素認証を解除」を押します。
- 解除されたユーザーは、パスワードだけでログインし、改めて 2 要素認証を設定します。ロールで 2 要素認証が必須なら、ログイン直後に設定を求められます。
削除する
一覧の「削除」を押します。自分自身は削除できません。
最後の管理者について
「管理者」ロールで有効なユーザーが 1 人しかいない場合、そのユーザーは削除・無効化・ロールの変更ができません。管理者がログインできなくなると、ほかに戻す方法がありません。管理者は 2 人以上用意しておくことをおすすめします(困ったとき)。
ロールを設定する
ロールは、機能ごとに「なし」「閲覧」「変更」を決めたものです。標準で 3 つのロールがあります。
- 「SYSTEM › ロール」画面を開き、一覧からロールを選びます。
- 下の表で、機能ごとに「なし」「閲覧」「変更」を選びます。
- 「2 要素認証」「パスワードの条件」「自動ログアウト」を設定します。
- 「保存」を押します。このロールのユーザーは再ログインが必要になります。
新しいロールを作るには、「ロールを追加」を押し、「ロール名」(英小文字)、「表示名(任意)」、「コピー元のロール」を入力して「追加」を押します。作ったあと、表で権限を設定して「保存」を押します。
標準のロールは削除できません。作ったロールは、メンバーがいなければ「削除」で削除できます。
| 権限 | 意味 |
|---|---|
| 「なし」 | 画面を表示しません(メニューにも出ません)。 |
| 「閲覧」 | 表示だけできます。入力欄は押せません。 |
| 「変更」 | 設定も変更できます。 |
機能と標準のロール
| 機能 | 管理者 | 運用者 | 閲覧のみ |
|---|---|---|---|
| 状態(ダッシュボード・接続端末・トラフィック・接続一覧) | 変更 | 閲覧 | 閲覧 |
| インターフェース・WAN | 変更 | 閲覧 | 閲覧 |
| DHCP | 変更 | 変更 | 閲覧 |
| DNS | 変更 | 変更 | 閲覧 |
| ルーティング | 変更 | 閲覧 | 閲覧 |
| ファイアウォール | 変更 | 閲覧 | 閲覧 |
| ポート転送 | 変更 | 変更 | 閲覧 |
| VPN(ユーザー・グループ・各方式) | 変更 | 変更 | 閲覧 |
| ログ | 閲覧 | 閲覧 | 閲覧 |
| 診断 | 変更 | 変更 | なし |
| システム(ホスト名・時刻・再起動) | 変更 | 閲覧 | 閲覧 |
| バックアップ | 変更 | なし | なし |
| 変更の確認・適用・確定・設定履歴 | 変更 | 変更 | 閲覧 |
- 「管理者」ロールの権限は変更できません。変更できるのは「2 要素認証」「パスワードの条件」「自動ログアウト」だけです。
- 「運用者」と「閲覧のみ」の権限は変更できます。
- 「ログ」は「閲覧」までです。
- ある機能が「変更」でも、「変更の確認・適用・確定・設定履歴」が「閲覧」のロールは、変更を保存するところまでです。適用は、適用できるほかのユーザーが行います。
- 管理ユーザーとロールの管理は、どのロールにも与えられません。「管理者」ロールだけができます。
ロールのそのほかの項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 「2 要素認証」 | 「必須にする」にチェックを入れると、2 要素認証を設定していないユーザーは、ログイン直後に設定を求められます。設定するまでほかの操作はできません。 |
| 「パスワードの条件」 | 最低文字数(8~128、既定 10)と、英大文字・英小文字・数字・記号のうち何種類以上を含めるか(既定 1)です。ユーザー名を含むパスワードは使えません。変更後に設定するパスワードから適用されます。 |
| 「自動ログアウト」 | この時間操作がないと、自動でログアウトします。5~720 分、既定 30 分です。 |
ログインの保護
- 管理画面のログインに失敗すると、1 回ごとに応答が 1 秒遅れます。
- 同じ送信元から 15 分以内に 5 回失敗すると、その送信元からは 15 分間ログインできません(管理画面と SSH の合計で数えます)。
- 操作を続けていても、ログインから 12 時間たつと再ログインが必要です。