LAN・DHCP・DNS
LAN 側のインターフェース、IPv6 の配布、DHCP サーバー、DNS、静的ルートを設定します。
インターフェース
「NETWORK › インターフェース」画面には「使用中のインターフェース」と「未使用の NIC」が出ます。
NIC を割り当てる
- 「未使用の NIC」で使う NIC の「割り当て」を押します。
- 「名前」を入力します。例:lan2、guest
- 「NIC」の名前(既定は「名前」+0)、「ゾーン」、「IPv4」を決めます。
- 「保存」を押します。
保存すると「未適用の変更」に入ります。画面上部の「変更を確認」から適用し、5 分以内に「確定」します(設定の適用と確定)。
NIC の名前は MAC アドレスで固定されます。再起動しても入れ替わりません。
VLAN を追加する
- 「+ VLAN を追加」を押します。
- 「名前」、「親 NIC」(タグ付きの通信を流す物理ポート)、「VLAN ID」(1~4094)を入力します。
- 「ゾーン」と「IPv4」を決めて「保存」を押します。
VLAN ID は接続するスイッチの設定と合わせます。VLAN の上に VLAN は作れません。
インターフェースの項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 名前 | 英小文字で始まる 15 文字以内 |
| ゾーン | ファイアウォールで通信の扱いを決めるまとまり(ファイアウォールとポート転送) |
| IPv4 | 「固定」「DHCP で取得」「なし」 |
| アドレス | 固定のときのアドレスとプレフィックス長。例:192.168.2.1/24。ほかのインターフェースとサブネットが重ならないようにします |
| ゲートウェイ(任意) | 上位のルーターに接続する場合だけ入力します |
| DNS サーバー(任意) | 上位のルーターに接続する場合だけ入力します |
| MTU | 通常は空欄(既定値)。576〜9216 |
WAN の接続方式は「NETWORK › WAN」画面で設定します(WAN(インターネット接続))。
DHCP やファイアウォールで使っているインターフェースは、削除しても適用できません。先にそちらの設定を外します。
LAN のアドレスを変えると、適用した時点で今のアドレスでは管理画面に届かなくなります。端末のアドレスを取り直し、5 分以内に新しいアドレスで管理画面を開いて「確定」してください。確定しないと元のアドレスに戻ります。DHCP の「割り当て範囲」も新しいサブネットに合わせて変えてください。
本体のコンソールからは request lan-address で、LAN のアドレスと DHCP の割り当て範囲をまとめて変えられます(初期設定)。
LAN の IPv6
WAN の「IPv6」が「IPoE」のとき、受け取ったプレフィックスから /64 を切り出して LAN に配れます。
- 「NETWORK › LAN / IPv6」画面を開きます。wan ゾーン以外のインターフェースごとに枠が出ます。
- 「IPv6」で「委任されたプレフィックスを使用(DHCPv6-PD)」を選びます。
- 「サブネット ID」を入力し、「保存」を押します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| IPv6 | 「使用しない」「委任されたプレフィックスを使用(DHCPv6-PD)」「固定」 |
| 委任元の WAN | IPoE の WAN が 2 つ以上あるときだけ出ます。既定は「自動」 |
| サブネット ID | 委任されたプレフィックスのうち、何番目の /64 を使うか。LAN ごとに別の値にします。/56 なら 0~255 |
| アドレス | 「固定」のときのアドレス。例:2001:db8:1::1/64 |
| ルーター広告(RA) | 有効にすると、端末にプレフィックスと DNS サーバー(このルーター)を通知します。端末は自動でアドレスを設定(SLAAC)します。既定は有効 |
右側の「現在の IPv6 アドレス」で、実際に付いたアドレスを確かめられます。WAN の「IPv6」が「IPoE」でないと、「委任されたプレフィックスを使用」は選べません。
DHCP
「NETWORK › DHCP」画面で、LAN の端末にアドレスを配ります。固定 IP の LAN 側インターフェースでだけ使えます。
DHCP サーバーを有効にする
- 「+ <名前> で DHCP サーバーを有効にする」を押します。割り当て範囲はサブネットの .100〜.199、リース時間は 12h で作られます。
- 必要なら「割り当て範囲」と「リース時間」を変えて「保存」を押します。
止めるときは「DHCP サーバーを無効にする」を押します。適用するまでは今の設定で動きます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 割り当て範囲 | 端末に自動で割り当てるアドレスの範囲(開始〜終了)。サブネットの中で、ルーター自身のアドレスを含まないようにします |
| リース時間 | 割り当てたアドレスの有効期間。例:12h、30m、infinite(無期限) |
配る情報は、ゲートウェイと DNS サーバー(どちらもこのルーター)とローカルドメインです。
固定割り当て
決まった端末にいつも同じアドレスを配ります。
- 「固定割り当て」の「+ 追加」を押します。空いているアドレスが提案されます。
- 「名前」、「MAC アドレス」(例:aa:bb:cc:dd:ee:ff)、「IP アドレス」を入力して「保存」を押します。
「IP アドレス」は割り当て範囲の外にします。名前・MAC アドレス・IP アドレスは重複できません。
リース一覧
「リース一覧」には、今アドレスを割り当てている端末の名前・IP アドレス・MAC アドレス・残り時間が出ます。「固定割り当てに登録」を押すと、その端末の固定割り当てを作れます。
DNS
ルーターは LAN の端末の DNS サーバーとして動き、問い合わせを上位に転送して結果を覚えます(キャッシュ)。「NETWORK › DNS」画面で設定します。
上位 DNS サーバーとキャッシュ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 上位 DNS サーバー | 「WAN から自動取得」(既定)か「手動で指定」 |
| サーバー | 「手動で指定」のときの DNS サーバー。カンマで区切ります。例:192.0.2.53, 198.51.100.53 |
| キャッシュ件数 | 問い合わせ結果を覚えておく件数。既定 10000。0 にするとキャッシュしません |
| DNSSEC | 「検証する」にすると、応答の署名を確かめ、改ざんされた応答を破棄します |
| ローカルドメイン | LAN 内の端末名に付けるドメイン。既定 home.arpa |
DHCP で割り当てた端末と固定割り当ての端末は、「名前.ローカルドメイン」で引けます。例:nas.home.arpa。ルーター自身は「ホスト名.ローカルドメイン」で引けます。
条件付き転送
指定したドメインの問い合わせだけを、別の DNS サーバーへ送ります。社内のドメインを社内の DNS サーバーで引くときなどに使います。
- 「ドメイン」(例:corp.example)と「DNS サーバー」(例:192.168.1.53)を入力します。
- 「+ 追加」を押します。
静的 DNS レコード
名前と IP アドレスの組を登録します。「ホスト名」(例:printer)と「IP アドレス」(例:192.168.1.20)を入力して「+ 追加」を押します。名前は「printer.home.arpa」のようにローカルドメイン付きでも引けます。
ルーティング(静的ルート)
LAN の先にある別のネットワークへ届けるときに使います。「NETWORK › ルーティング」画面で設定します。
- 「静的ルート」に「宛先」(例:10.0.0.0/8)と「ゲートウェイ」(例:192.168.1.254)を入力します。
- 「+ 追加」を押します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 宛先 | IPv4 のネットワーク |
| ゲートウェイ | 次に通信を渡すルーター。固定 IP のインターフェースのサブネット内にある必要があります |
下の「ルーティングテーブル」には、今使われている経路が出ます。「種別」の kernel は接続中のネットワーク、static は設定した経路、dhcp・ra はプロバイダーから受け取った経路です。
CLI で設定する
同じ設定は CLI でも変えられます(CLI の使い方)。
admin@felixxrt> configure
admin@felixxrt# set dhcp lan lease 24h
admin@felixxrt# commit
admin@felixxrt# confirm